賃貸と持ち家

よく議論されていることですが、賃貸と持ち家どちらが得か・・・。 僕の意見としては持ち家が最終的にはお得だと思います。 定借付きだと条件が変わってきます(定借は都会のお金持ち向けのシステムだと思います)ので、今回は土地付きということで・・・。 もちろん、分譲マンションも土地付きではないので除外。 分譲マンションは管理費や修繕積み立てとかもかかってくるので、都市部のお金持ちしか買えないものだと思いますが・・・。

 得だと思う理由は、「土地が手に入る事」。 家も最低3世代持つような家だと資産価値が出ると思いますが、総じてそのような家はお高いので、1千万以下でも建てれるようなお家だとしても、今の日本で土地を持つということは、それだけで価値のあることだと思います。(その土地の発展性とかは考えない(笑))
 賃料は自分には帰ってこない、他方、ローンの支払いはそのものが自分のものになる。 これに尽きると思います。

 でも、賃貸にもいいところがあって、まずは、場所。 利便性がある土地を手に入れられるような財力がある人は、賃貸と持ち家どちらが得なんて事は考えないと思うので除外しますが、賃貸があるところは基本的に利便性が高いところ。 中心地に近かったり、車を置くスペースがあったり、仕事や買い物に便利だったりというところが、賃貸物件になりやすいです。
 つぎに、何かあった時の費用。賃料を払っている以上、基本的には、故意の場合や、消耗品をのぞき、何かあった場合の補修は大家さんもち。 これが持ち家になると、例えば雨漏りの補修なんかは高いと普通の家でも300万ぐらいかかる場合もありますが、これらはすべて自分持ち。 自分が住んでいるときに何かあるかどうかはわかりませんが、公務員時代には集合住宅の雨漏りなんかを経験しました。 なので、何もないということはラッキーなことだと思います。

 あ、そうそう、持ち家になると、固定資産税なんかがかかりますが、市がなんか知らないけど高評価してくれている不便な国道ぶちの我が家でさえ、畑なんかの土地を含めても30万いかないぐらい。月当たりに換算すると、30万として25,000円。ローンを含めると大台乗りそうですが、家族も多いし・・・その金額を賃料だと考えても、その価値があると考えています。

なんにせよ、「何かが残る」ということは、何ものにも代えがたいと思います。

 上記は、あくまでも「自分が住む」ということを前提にした考え。 持ち家を「収益物件」として考えると、定借だろうが区分所有権だろうが、発展性のある利便性が高い場所の物件を購入することをお勧めします。 「安いものにはなにかある」ぐらいに思っておいたほうがいいです。
 

2022年06月16日